8月31日(月)  戻る

 数教協の先生方,お久しぶりです。フィジーの吉川です。勤務校のディルクシャ・メソジスト
高等学校に派遣されて
早くも2カ月弱,大分学校にも慣れてきました。この2ヶ月間は,現地
の様子を知るためにも,見学に徹
していました。  私は,始めは生徒の前でバリバ
リ授業をして,マンパワーとしての活動をするつもりでしたが,先生方の授業を
見学
していくうちに,生徒よりも先生方を変えたいという思いが強くなってきまし
た。
 今のフィジーの現状は,教育課程メチャクチャ,教科書メチャクチャ,それ
に沿った形でしか数学を教えることがで
きない先生方の授業が崩壊,生徒は数
学の意味が全くわからない,といった感じで生徒の数学離れが増えているように
感じています。
 といっても,教科書や教育課程はすぐには変わらないので,ま
ずは本校の先生方が,教科書に頼らずとも,独自の数
学観で授業ができるよう
に指導していくことが,私の仕事かな,と思っています。
 私の学校の数学教員
は,フィジー人1人,インド人3人という構成で,私のカウンターパート(技術を伝え
る相手)
のインド人の先生は,けっこう研究熱心な先生です。しかし,他の3人の
先生への技術移転は,大変な労力が伴うと考
えています。  1人のフィジー人の
先生は,性格は良いのですが,(悪気はないようですが)よく授業をほっぽりだして
他のことを
してしまいます。また,数学に対する理解は相当低く,劣悪な教科書の
内容さえ,完全に抑えきれていない様子です。
 1人のインド人の先生も似たよう
な感じで,仕事に対する意欲は相当低いです。
 もう1人のインド人の先生は,頭
は良いのですが,ずる賢いところがあり,チームティーチングで私が生徒の質問に

追われている間,座って休憩していたりします。私が生徒を引き受けているので,
「楽だな〜」といった感じです。
しかし,プライドは非常に高いので,説教をするのに
も注意が必要で,非常にやりにくいところがあります。
 こんなディルクシャ数学科
のメンバーに,どのような形でアプローチすべきか,なかなか難しく,考えさせられる
ころです。今週いっぱいターム休みなので,これからの活動について,考えていき
たいと思っています。
 学校の生徒は勉強はあまり好きではありませんが,先生が
怒れば基本的に服従しています。フィジーの先生方が,日
本の生徒に同じような授
業をすれば,学級崩壊が続出するでしょう。それでも,こちらの生徒は大して授業の
妨害をす
ることもなく黙って授業を受けている。フィジーについては,まだわからな
いことだらけですが,あと1年半ほどで,
少しでも理解が深まればいいな,と思って
います。
 岐阜の不破高へ送っているものと同じで申し訳ありませんが,通信を添
付させていただきます。
 日本ではインフルエンザが流行りつつあるようですが,先
生方も体調の方に気をつけてくださいね。それではまた。
 
        

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